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『用務員さんは勇者じゃありませんので』理不尽な展開が多いが、ストーリーに惹き込む力がある異世界召喚モノ。

『用務員さんは勇者じゃありませんので 』 の感想を書いてみる


【小説を読もう】
用務員さんは勇者じゃありませんので

 

久しぶりに検索でブックマーク数順にソートしてみたら、上位に見慣れないタイトルがあったので読んでみた。

小説タイトルからして、ハズレっぽいなぁと思いつつ(偏見)、読んでみたが、予想以上に良作だった。

良作だったが・・・

 

yaruikari01

 

読んでて、苛立ってくるw  ヘイト稼ぎがうまいキャラが登場しすぎぃ!

 

 

導入部は大人数で一気に召喚されるタイプの異世界もの。

召喚される前に、現代側の神が力を授けようとしたところ、主人公だけ力をぶんどられてしまう。

(奪われるような力の与え方しねぇで、身体に直接力を注入しやがれ!とツッコみたくなるが、話の展開上仕方ない)

力を奪われた主人公を哀れに思った神は、当面の食料とお役立ちアイテムを与えられ、召喚場所がずらして、異世界生活が始めさせる。

 

そこからは、召喚先となった雪山で、身体を鍛えたり、強そうな魔獣出会ったりと話が展開する。

どっかで読んだような話だなぁと思いつつも、情景描写が綺麗だったので、切らずに読み進めた。

話が動き、より面白くなってくるのは、人との関わりが増え始めてからだった。

 

容赦なく理不尽な展開になったり、悪意を持った差別主義者がわんさかと登場してきて、読者のヘイトを煽ってくる。

主人公も、柔軟な対応で、場を丸く収めるような人物ではなく、自分本位で配慮が足りない性格だと思う。

しかし、そんな主人公の人間性を加味しても、(#^ω^)ビキビキとくる苛立ちは主人公には強く向かなかった。

 

とにかく読んでいてフラストレーションが溜まる。

魔獣と戯れる様子とかでガス抜きされる描写はあるものの、話の結末はどちらかというと寂寥感がするビターエンドで、勧善懲悪モノのように、すっきりはしないと思う。

 

しかしそれでも面白い。「お、ドMか?」とか思わないでください。

小説内で展開される人物や世界観は、息づいたものだし、戦闘描写も迫力がある。

そして、たとえビターエンドだとしても話の結末は気になるから、読み出したら止まらんかったよ

こういう性質の小説は一気に読まないとやってられんね。ある程度たまるまで、見つけなくて良かった。

 

明るい異世界小説や主人公最強モノが好きな人にオススメできないが、自分はめっちゃ楽しめた。

作風的には『ラピスの心臓』が好きな人にはとても合うんじゃないかなぁと思うよ。


■関連:

『男なら一国一城の主を目指さなきゃね』緻密な設定の異世界転生もの。

『ロスト=ストーリーは斯く綴れり』 陰鬱な空気を抜けた先から面白くなる

『星をひとつ貰っちゃったので、なんとかやってみる』 約束されたご都合主義で、進む物語。
『青雲を駆ける』 古代の村を舞台に現代知識でブースト。村娘可愛い。

『天と地と狭間の世界 イェラティアム』滅びを迎える世界で、少年は翔け抜ける。

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この記事へのコメント

- 阿部零時 - 2014年12月27日 09:39:14

初めまして!以前から記事を楽しく読ませていただいてます。
クリスマスから続く怒涛の連続更新に「あっ……(察し)」とか失礼ながら思ってしまったのですがいや〜年末は読書が捗りますね!
インスタント・メサイア凄く面白かったです。
なろうならではの工夫、思わずドキッとしてしまいました。
用務員さんは何故だか読みつづけちゃいますよね。ヘイト解消されるのを望んでいたはずがいつの間にか調教されてしまった気がします。
書籍化も決定しているみたいで、チーレムがウケる中で時たまこうした作品が人気になる小説家になろうの闇は深いです。

個人的には最近読んだ物の中で幻想再帰のアリュージョニストという作品が面白かったのでお暇があれば是非読んでみて下さい。忍殺とかが好きな人が読めば絶対ハマりそうなタイプの作品です。

Re: タイトルなし - ベタログ - 2014年12月27日 12:10:40

orz おぉぉあああああああああああああ!!!
最近の連続更新は、休日に書き溜めた記事を投稿していただけだからっ・・・!(震え声)

「インスタント・メサイア」は嗜好にあえば面白いですよね。楽しめて頂けたようでよかったです。
自分は爽やかな物語も好きですが、こういうドギツイのも好きなんです。
「用務員さん」も人に選ぶ小説ですが、物語として面白いので、イライラしつつも読むのが止まらんです。
文章にすっかり調教されとります。

「用務員さん」の書籍化は知りませんでした。最近作者さんから発表されたみたいですね。
めでたいですが、更新ペースに変化がないといいですねぇ。
「ファンタジー」小説の書籍化に関しては本当に門戸が広いなぁと思います。
は深いです。


> 個人的には最近読んだ物の中で幻想再帰のアリュージョニストという作品が面白かったのでお暇があれば是非読んでみて下さい。忍殺とかが好きな人が読めば絶対ハマりそうなタイプの作品です。

「幻想再帰のアリュージョニスト」ですね。
忍殺は用語について知っているだけで、実は読んだことないんですが、チェックしてみます。


「用務員さん」でちょうど書き溜めがきれたので、また記事を書かなきゃ(使命感

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