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ムシウタ15巻(最終巻) 夢謳う虫たち 下巻感想。遂に完結した。

遂に最終巻。ムシウタらしい結末だったと思う。

 

ムシウタ 15.夢謳う虫たち(下) (角川スニーカー文庫) ムシウタ 15.夢謳う虫たち(下) (角川スニーカー文庫)
岩井 恭平,るろお

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ムシウタ最終巻感想。
前巻の感想で、↓なんて、書いたが、まさか半年も経たずに最終巻が発売してくれるなんてっ!

   >15巻は早めに出て欲しいなぁ。最後こそ12月に発売してくれたら、粋な計らいなんだが。  

ネタバレを含む文章なので、以下に分割。

 


ムシウタ最終巻。前巻は準備回であり、今巻で最後の決戦が開始された。

最終決戦の場は、GARDEN。千莉の全身全霊の索敵により、特定され、初季たちが道を切り開いた。
繰り返し「索敵します」と言う、千莉のシーンが個人的に一番堪えた気がする。
前巻時点では戦線に復帰できなかった、大助と亜梨子も(当たり前だが)復帰。大助と亜梨子の再会は、ほぼ掛け合いがなく、あっさりしたもので、ちょっと残念。

そして、最終決戦は秘種一号”C”との戦いが大半だったことに、驚いた。
なんだかんだで、”大食い”が出張ってくるかと思っていたから。まさか、bugでも本編でも苦しめられた”大食い”があのような・・・瞬殺に近い結末を迎えるとは思わなかった。話の流れから、まったく不自然ではなかったが、軽く呆然としてしまった。”不死”でさえなければ、倒せることは理解していたつもりだったけど。

そして、結末。


新たな虫憑きが生まれることは(とりあえず)なくなったが、既存の虫憑きは、虫から解放されることはなく、成虫化する可能性を抱えたまま、生き続けることに。欠落者は一人の例外を除きそのままで、復活できる希望を僅かにあるが、それがエピローグで語られることはなかった。一番心配していた、コピー体である利菜の処遇についても、ぼかされたまま、完結した。


大助と詩歌が約束を果たせた面だけをみれば、グッドエンディングだ。

 

しかし、虫憑きの戦いでは、欠落者となったり、命を落としたキャラが大勢存在いるし、上述のとおり、生き残った虫憑きたち全てに救いがあったわけではないので、大団円とは言わないんだろう。元々、エピローグで多くの主要キャラの結末が全てが描写されることはないだろうと思っていたから、読者の想像に任せるこの終わり方は、ムシウタらしいなと感じた。

 

ただ、本編で主役を張ったキャラ(有夏月とか)がまったくエピローグに登場しないってのはちょっと不満が残った。

なにより、始まりの三匹以上に厄介な存在の”不死の虫憑き”の後始末は、描いてほしかったかなぁ。

感覚を失ったままとなるカノンは、不憫すぎやせんか。とはいえ、「このキャラの結末をしっかり書いてよ!」という意見を取り入れて、書いていったら、1冊の本になってしまうか。なっても、買うから一向にかまわないのだけど。

 

ムシウタの刊行期間は、なんとぴったり11年。長い付き合いになってしまった。

全てのエピソードが抜群に面白い小説ではなかったが、結末が気になったから、集め続けてこれた。蔵書を整理した際も、ここまできたら、完結まで追ってやると思い、売る気にはならなかった。無事、見届けることができてよかった。

 

ライトノベルに流行り廃れはあると思うけれど、ムシウタは間違いなく良シリーズだろう。

完結したことで、一気に読めるので、ライトノベル好きには機会があったら読んでみてもらいたいところだ。

ちなみに読むのであれば、本編と外伝(ムシウタbug)の読む順番を調べて、刊行順に読んでいったほうが良い。

 

とりあえず途中までだったら、Wikiに情報があったので、以下に引用する。

 

岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタスレ @ ウィキ

 

Q8:bugって何? いつ読めばいい?
A8:ザ・スニーカー誌上で連載されている番外編。
本編の2年前を舞台に展開しており、様々な部分で本編と関連している。
読む順番については、「刊行順」、「bug→本編」、「本編→bug」など。
ちなみに刊行順は以下の通り。

2003/05/01 ムシウタ01.夢みる蛍
2003/06/30 ムシウタ00.夢の始まり(雑誌掲載分)
2003/11/01 ムシウタ02.夢叫ぶ火蛾
2004/05/01 ムシウタ03.夢はばたく翼
2004/08/01 ムシウタbug1st.夢回す銀槍
2004/10/01 ムシウタ04.夢燃える楽園
2005/02/01 ムシウタbug2nd.夢囚われる戦姫
2005/07/01 ムシウタ05.夢さまよう蛹
2005/11/01 ムシウタbug3rd.夢狙う花園
2006/01/01 ムシウタ06.夢導く旅人
2006/06/01 ムシウタ07.夢遊ぶ魔王
2006/08/01 ムシウタbug4th.夢並ぶ箱船
2007/03/01 ムシウタ08.夢時めく刻印
2007/05/01 ムシウタbug5th.夢まどろむ迷子
2007/07/01 ムシウタ09.夢贖う魔法使い
2007/09/01 ムシウタ00.夢の始まり
2008/01/01 ムシウタbug6th.夢恋する咎人
2008/06/01 ムシウタbug7th.夢高まる鳴動

 

bug含めると大長編ですわ・・・。

コメディ色が本編より強いbugは、気軽に読めるし、読み返してみようかな。

 

最後に・・・

岩井恭平先生、素晴らしい物語を読ませてくれて、ありがとうございました。

ムシウタ、完結おめでとうございます。


■関連:

ムシウタ14巻 夢謳う虫たち 上巻感想。正直焦れる展開だった。

ムシウタ13巻 下巻感想。一転して希望をもてる展開に。

ムシウタ12巻 上巻感想。 下巻が待ち遠しいなオイ。
ムシウタ11巻読んだ。終わりが見えてきたぞ。

ムシウタ 文庫 1-14巻セット (角川スニーカー文庫) ムシウタ 文庫 1-14巻セット (角川スニーカー文庫)
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