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『迷宮の王』 生命の熱と歴史を強く肯定する生命賛歌の物語

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迷宮の王

異世界ファンタジーで人外主人公。地下迷宮の孤高の王となったミノタウロスの闘いを描く。
人外主人公に感情移入できるかなぁと不安だったが、闘い、傷つき、強者に打ち勝っていくミノタウロスの武人(獣)ぶりと成長にすっかりはまってしまった。
この物語は、言葉としての使い方は間違っているけど「戦記」といっても良いと思う。

第1部はミノタウロス側から闘いを描かれ、物語が進むにつれ、人間側からも物語がつむがれる。
第2部は、人間ザーラが主人公となり、『迷宮の王』の神秘的な世界観と歴史を読者に馴染ませていく。
闘いの描写は、主人公交代による弊害を感じさせず、1部から最後の外伝まで、すばらしかった。

読了して思ったのが、『迷宮の王』と後発の小説『辺境の老騎士』には共通してテーマに『人間賛歌』があるんじゃないだろうか。むしろ迷宮の王は『生命賛歌』か。作品を通して、生命の熱と歴史を強く肯定している気がする。
いや『辺境の老騎士』の感想記事にはそんなこと1ミリも言及していないんですけどね。後から気づくこともあるってことで勘弁してください。

面白かった。これこそがファンタジー。そんな小説だ。

時間があったときに一気読みできたのが幸せだった。
自分みたいに『辺境の老騎士』を読んで、まだこの小説を読んでいない人には是非読んでもらいたい。
また、コメントで本小説を読むキッカケをくれた方に感謝を。


余談だが、第2部最終話「邪神の迷宮」でのある闘いのシーンは、漫画「からくりサーカス」最終巻の勝と鳴海を彷彿させられたは自分だけだろうか。両作品ともグッときましたわー。

■関連:
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